MCI (Motor Coarch industries)社製の2種類のバスを使用している。この世代のMCI車の特徴は、
@コルゲート付きのステンレスボディ(フレーム、エンジンマウントまで含む)。ただし、窓部から上はスチール製。エンドルーフキャップ等湾曲部はFRP製。
A3軸車。ただし後輪の最後部軸は片側1輪。リアエンジンでヘビーな後輪の負担軽減が目的で、大トルクに対応したものではない。
Bレべリングバルブ付きエアサスのため、交差点やバスターミナルで小さく思いっきり曲がる際、車体が大きく傾斜する。
Cエンジンは6気筒もしくは8気筒の空冷2サイクル・ディーゼル。マフラーは2本出し(今風の表現?)。よって、結構エンジン音はバラつくがトルクは太い。
D床下・ホイール間のラゲージラックが大きい。しかし、車高はハイデッカーにならず、低く抑えられている。
E車内はフラット床。側窓はHゴム式。荷棚が窓上に装備されており、フタ付きであるが狭い。冷房風の吹出し口がなく、窓部からの吹出し。
F運転席前のスペースがやたらと狭い。出入り口は開き戸。
 ところで、前面または後面の「国光」の文字間のマークはMCIを左右反転させて色をつけただけと思うのだが・・・
MC9
台南-台中 台南・公園南路にて
 1988年まで増備された3軸タイプのステンレス製車体のアメ車。主に台中発着便(台中-桃園機場、台中-台南・高雄)に多く使用される。台中-台南便はオリジナルの4列席であるが、3列席に改造されたものも走っている。参考までに、MC9型の発展形の2軸車があり、こちらは他社でも使用している。
SPEC
Size(LxWxH): 12.2m x 2.4m x 3.4m Wheelbase: 7.2m Weight: 27,500lb
Engine: DDC 8V-71  2cycle Diesel Engine Output: 206kW (280HP)
Transmission: Automatic ( 5 forward , 1 reverse) Brakes: Air operated
Suspension: Air Ride type Fuel Tank: 168 gallons

FC-679 台南・公園南路

FW-502 台中・朝馬站

FW-550 [65]桃園機場1

FW-552 [65] 前頭部

FW-552 [65] 桃園機場2

FW-573 台中・朝馬站
96A3

台北-嘉義 FA-211 三重站にて


台北-屏東 FA-156 台中・朝馬站にて


板橋-台中 FP-043 台中・朝馬路にて
 1990年代に大量投入され、DAEWOOのBH120と双璧を成す国光客運の顔。桃園国際機場-台北車站の空港バス61系統に使用される車などの4列座席車と、台北-台中以南などに使用される車(たまに例外もある)の3列座席車があるが、外観上の見分けはつかない。強いて記すならば、後面にデカデカと個人液晶電視やゲーム装備と書かれた車は間違いなく3列座席。
SPEC
Size(LxWxH): 40ft x 8ft x 11ft Wheelbase: 285in Weight: 27,600lb
Engine: DDC 6V-92TA  2cycle Diesel Engine Output: 300HP (2100rpm)
Transmission: Automatic ( 5 forward , 1 reverse) Brakes: Air operated
Suspension: Air Ride type Fuel Tank: 181 gallons

FA-158 台中・朝馬

FA-160 台中・朝馬

FA-196 三重站

FA-202 台中・朝馬

FA-210 [61] 台北東站

FA-213 [61] 桃園機場1

FA-213 [61] 台北東站

FA-220 三重站

FJ-210 [61] 桃園機場

FJ-213 台中車站

FJ-216 台南站

FJ-218 [61] 桃園機場

FJ-219 何故か台北西門

FJ-22- [61] 桃園機場

FO-078 [61] 桃園機場

FO-698 台中車站

運転席

FO-712 台中・朝馬

FO-725 台中・朝馬

FP-043 台中・朝馬

FP-045 台中車站

FW-012 [61] 桃園機場

FW-591 台北・忠孝西路

FZ-020 高雄・建國路

FZ-025 台中・朝馬

FZ-410 [65] 桃園機場

FZ-411 [61] 桃園機場
系列は同じであるが、チョッと違う車もある。

FO-701 台北・忠孝橋

FP-332 台中・朝馬

FW-596 台南站

FW-615 嘉義・林森東路

FO-722 旧高雄站
上段は前面窓下を白く塗装してある。理由はわからない。

左の車は後部が水色で国光客運の文字の入り方が異なる。2004年に旧国光客運・高雄站で見かけた車であるが、通常塗装になったと思われる。

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