三菱ふそう RP517PL型 三菱ふそう U-MP618PL型 MAN 2003年に10台だけ投入された。 |
SCANIA HINO これも高速バス |
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統聨客運は台北以南、屏東以北の西海岸一帯に路線網を台湾で最も数多く張り巡らせる長距離高速バス会社であるが、設立は1980年と比較的新しい。台北、板橋、台中、高雄、屏東に大きな営業所を持ち、数百台のバスが走っている。しばしば、上の写真のようにコンボイを組んで走っている姿を見かけるが、日本の長距離バスにある、○号車、ではなく、夫々、独立した便で、路線が異なる。2005年に台中の高速道路西側に巨大な中港バスターミナルを新設し、南北へと高速道路経由で走らせるほか、このバスターミナルと台中市街を結ぶ市バス路線も展開している。2007年1月5日に台湾新幹線が開業すると同時に、台湾の海外との玄関口である台湾桃園国際空港と新幹線の桃園青埔車站を結ぶ高速路線を開業し、高速道路経由でシャトル輸送を開始した。 高速バスの車輌は三菱ふそう、SCANIA製のシャシーベースのハイデッカーとダブルデッカーが中心であるが、一部、いすゞ製もある。また、試験的にMANの車も使用している。車体のデザインの標準化がすすみ、見た目はハイデッカーと2階のみ、塗装がUbus仕様のライムグリーンと緑系のグラデーション・ウェーブの2種類。これらの組み合わせで4種類しかないように見える。 2004年頃から、前面窓の運転士頭上に大型のLED表示器を設置し始め、大きな文字で○○→□□と、始発→終点表示を始めたのは、「どっち行きのバスなのか?」と明確に表示しない台湾では画期的存在。この表示器はしばしば、割引運賃を表示したり、新年快楽(あけましておめでとう)など、ROMにいろいろなバリエーションがインストールされているようで、見ていても飽きない。一方、この表示器が車内では邪魔になり、前方かぶりつき席の前方視界が劣悪なものとなっている。 車内は、総統座椅の2列座席車とUbus仕様を中心とする3列座席車があり、椅子、内張り共、緑一色である。以前は前面窓に「総統座椅」とデカデカと表示していたが、徐々に撤去されている。 |
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